12月だというのに暖かすぎて、年の瀬感がほとんど感じられない今日このごろですが、今年は更新をさぼりすぎたので、年内にもう1記事ぐらい……
ということで、今日は書籍の紹介です。
今年9月に毎日新聞出版より出版された『校閲記者も迷う日本語表現』です。
文字起こしの表記の勉強になるかなと思って、購入しました。
読んだのは発売後すぐの数カ月前なので内容は少し忘れたしまった部分もありますが……
内容はタイトルのとおり、日々、新聞記事の校閲をされている毎日新聞の校閲記者さんでも迷う日本語表現を取り上げて解説したものです。
いつごろ出てきた言葉か、元々の意味や世間にどう認知されているのか、誤用や新しい使い方がどれぐらい浸透しているのか、校閲記者がどう考えるかなどなど。
言葉は少しずつ変化していくものなので、世間への浸透具合といったものも大事なポイントなのだそう。
そういうのは大規模な調査をしないと分からないものなのですが、そこはさすがの全国紙。アンケートを取って、その結果が載っています。
あとは、
・この言葉はこの漫画が始まりなのか!
・この表記は私もよく迷うなー。
・そういう考え方をすればいいのか。
などなど。
途中にあるコラムも参考になりました。
1項目当たり数ページなので、飽きずに読み進められます。
と、ぼんやりとした感想だけになってしまいましたが……
実はこれ、毎日新聞の校閲センターさんにより運営されている、「毎日ことばPlus」というサイトに掲載された記事を加筆修正して書籍化したものなのです。
このサイト、ログインが必要ですが無料で登録できるので、もっと詳しい中身が知りたいという方はこちらを覗いてみるのが手っ取り早いです。
→毎日ことばplus (mainichi-kotoba.jp)
同じく毎日新聞校閲センターさんの「校閲力講座」というのも気になっているところ。
折をみて受講してみようかなと思っています。
(とか言って、絶対やらないやつ……にならないように頑張ります!)
あと、毎日新聞他、新聞各社や出版社の校閲部は、SNSアカウントでも情報発信をされています。
SNSをやられている方は、そちらもフォローしておくと言葉の勉強になるので、おすすめです。
では、少し早いですが、皆さま、よいお年を~。