ヤフオクなどのオークションのように、物販において、
入金確認後に発送する場合の仕訳、計上日の考え方について、
仕訳例を紹介します。
■送料込で販売した場合
1)7月1日 1,200円(送料込)で注文が入った。
2)7月2日 代金が普通預金口座に振り込まれた。
3)7月3日 商品を発送した。送料は現金で支払った。
【仕訳】
7月2日 普通預金 1,200 / 前受金 1,200
7月3日 前受金 1,200 / 売上 1,200
荷造運賃 200 / 現金 200
■送料別(実費分のみ徴収)で販売した場合
1)7月1日 商品1,000円、送料別(200円)で注文が入った。
2)7月2日 商品代金+送料が普通預金口座に振り込まれた。
3)7月3日 商品を発送した。送料は現金で支払った。
【仕訳】
7月2日 普通預金 1,200 / 前受金 1,000
/ 預り金 200
7月3日 前受金 1,000 / 売上 1,000
預り金 200 / 現金 200
■送料別(実費と差額あり)で販売した場合
※実費送料200円だが、お客様からは350円もらい、差額は利益とする場合。
1)7月1日 商品1,000円、送料別(350円)で注文が入った。
2)7月2日 商品代金+送料が普通預金口座に振り込まれた。
3)7月3日 商品を発送した。送料(200円)は現金で支払った。
【仕訳】
7月2日 普通預金 1,350 / 前受金 1,350
7月3日 前受金 1,350 / 売上 1,350
荷造運賃 200 / 現金 200
↑の仕訳でポイントとなるのは、以下の2つ。
・売上を計上するのは、商品を発送した日
→入金時点では、前受金で処理する。
(同日に発送した場合は、前受金を使わずに売上で処理)
・預り金は、実費のみを預かる場合にしか使用できない。
→実費と異なる場合は、売上に含める。
ただ、私の場合、パターンを使い分けるのが面倒なので、
基本的には送料も売上に含めています。
売上は、課税事業者になるか免税事業者になるかに関わってくるところなので、
できれば含めたくはないのですが、実費徴収は結構面倒臭いですしね。。。