初心者から文字起こし技能テストスペシャリストに

5月に、文字起こし技能テストを受験しました。

結果も先日届き、凡ミスもあったものの、

無事、スペシャリスト認定を頂くことができました。

文字起こし初心者の私が、どうやって勉強をして、

スペシャリスト認定を得られたのか、

受験記的なもの(といっても大したことはないけれど)を

書くことにしました。

文字起こし技能テストとは

文字起こし技能テストとはこのようなものです。

文字起こし技能テスト(R)は、文字起こし、音声起こし、テープ起こし、書き起こしなど、録音された音声を文字化する技能を評価するテストです。

引用元:「文字起こし技能テスト」公式サイト

文字起こしのスキルを測るもので、合否ではなく、

TOEICのようにスコア、点数で結果が出るものです。

興味のある方は公式サイトをご確認ください。

文字起こし技能テストを知ったきっかけ

私がこのテストのことを知ったのは、昨年の秋ごろ。

在宅ワークのサイトで文字起こしの案件をちょくちょく見かけたのですが、

どの案件も「経験者」という条件付き。

当時は、聞いたのをただ起こせばいいんでしょ?と甘く見ていました。

ただ、条件が付いているからには、初心者には難しいのかなとも思い、

文字起こしという仕事について、調べてみました。

すると、表記ルールがあるとか、起こし方にもいろいろな種類があるとか、

専門的な言葉が出てくることも多いなどなど、

そんなに簡単なものではないのだということが分かってきました。

じゃあ、未経験者が仕事を請けるにはどうすればいいんだろう

と思い、さらに調べていったところ、

1. 専門会社に登録して仕事をもらう。

2. 在宅ワークのサイトで見つける。

3. 知人から仕事をもらう。

というのが一般的なのだそう。

3は、思い当たるところがないので却下。

2は、先述のように経験者という条件がつくことが多いので却下。

そして、最後に残った1。

いくつかの会社の募集要項を見てみたら、

「文字起こし技能テスト○○○点以上」というものがあり、

そこで、このテストの存在を知ったのです。

なぜ文字起こし技能テストを選んだのか

文字起こしの検定的なものは、他にもあるにはあるんです。

ただ、有料の通信講座を受講した人しか受けられないという

かなりクローズドなもの。

自分で営業するときに能力の指標として使えるのか、

受験料収入が目的なんじゃないかと疑問に思いました。

他方、文字起こし技能テストは、以下の点が魅力でした。

・主催に文字起こしの専門会社が多数、名を連ねている。

・これぐらいのスコアが取れたら一人前です、と明示されていた。

(この記事の執筆時点では1000点満点中900点以上)

・有料講座などを受けなくても受験することができる。

・文字起こしの会社の募集要項にスコアが提示されていた。

というわけで、

専門会社が提示している点数を取って、自分のスキルが証明できれば、

未経験でも大丈夫なのではないかと思い、受験することにしました。

これが、2017年10月後半。

直近の技能テストは12月で、申し込み締め切りが10月末。

1カ月ちょっとではやや難しいかなと思い、

次回の5月、そこを目標にすることにしました。

未経験からの勉強

まず購入したのが、

『文字起こし技能テスト(R) 公式テキスト』と『記者ハンドブック』。

『記者ハンドブック』は表記のルールがまとめられた辞書のようなもので、文字起こしをする上では必須のもの。

公式テキストは勉強用に購入したのですが、要点がまとめてあるような感じで、初心者にはちょっと難しかったです。。。

というわけで、もう一つ、新たに購入したのがこちら。

私が購入したのは、これの古いバージョンですが……。

これは、実際に文字起こしを仕事にしている方が作られたテキストで、

この方は文字起こし技能テストの主催のお1人でもあります。

文字起こしの仕事とは、というところから始まって、

さまざまなパターンの起こし方が、

実践に即した形で練習問題付きで解説されています。

初心者にも結構分かりやすく、これで基本を勉強しました。

その後は、ドリルの問題をもう一度やってみたり、

公式テキストをやってみたり。

タイピングは元々ブラインドタッチはできたので、

AZIKやら、単語登録やらを少しずつ取り入れて、

それに慣れるために、ニュース記事などを参照して

タイピング練習をしました。

文字起こし専門会社に登録

基本を勉強して、練習をして、ということをしていたのですが、

だんだんそれにも飽きてきた私。

駄目元で、文字起こし会社にスタッフ登録をしてみようと、トライアルを受けてみました。

そうしたら、なんと合格!

その後、研修として、研修用の音源の文字起こしを何本かやって、

正式にスタッフ登録されました。

これが2018年3月のこと。

ちょうど繁忙期だったので、初心者の私にも仕事を頂けて、

文字起こしの仕事を本格的にスタートしました。

4月以降は閑散期といわれているので不安でしたが、

3月ほどではないにしろ、お仕事は頂けました。

実際に仕事をしていく中で、

聞きながら起こすということに慣れるのはもちろん、

いろいろな言葉に触れて、語彙(ごい)、表記の知識も増えてきました。

技能テスト前の対策

閑散期に入って少し時間もできたので、

再び、公式テキストで勉強を始めました。

実のところ、仕事は頂けているので、

技能テストは受けなくてもいいかなという思いもあったのですが、

テキストも買っているし、

自分の能力がどれくらいなのかを客観的に知りたかったので、

受けることにしました。

今後、他の会社に登録することもあるかもしれないし。

さて、テスト前の勉強。

文字起こし会社の仕様にすっかり慣れてしまっているので、

異なるところをしっかり確認。

そして、模擬テストで練習をしました。

テスト前日は、流れを確認。

時間は自分で管理しないといけないので、

Googleカレンダーのリマインダーに

開始時刻や終了時刻をセットしておきました。

文字起こし技能テストを受験

形式としては、公式テキストの模擬問題と大体同じ。

音声はクリアで、しゃべりもはっきりしていて、かなり聞きやすかったです。

知識編は、公式テキストで勉強していたので、ポイントとなるところは大体分かりました。

実技編は、表記を調べたり、仕様を確認してりしていると、結構時間がギリギリでした。

結果について

冒頭にも書きましたが、スペシャリスト認定をいただきました。

900点以上です。

スコアだけではなく、解答と採点結果も同封されていて、

自分がどこをどう間違えたのかも分かるのですが、

ケアレスミスで数問落としていて、かなり悔しい……。

コンスタントに仕事が頂けるようになって

技能テストを受ける意義は薄れているけれど、

悔しいので、次は満点を目標に、また受けようと思ったのでした。

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コメント

  1. 匿名 より:

     私も経験があるのですが、ご指摘のように検定試験を受けて点数をとるか、ダメ元で反訳会社のトライアルを受けるか、ともかくそうやって仕事を始めてしまうのが良いのではないかと思います。個人的には、反訳のルールは、基本的には日本語ルールです。面倒なのは、書き方表記ですが、これは会社からいただく資料を基に一つ一つやっていくわけで、勉強と言うより慣れです。
     勉強という意味なら、日本語の正しい知識(正直学校で、小学校などで習う基本的な国語の知識)が大いにものを言っていて、だから記者ハンドブックを基本に、足りなければ、きちんとした国語辞典を使ってやれば良いのではないかという気がします。文章を書いたり読んだりが好きな方なら、知識的には十分ではないかと思っています。
     となると、良くある文字起こし用の学校というのは一体何を教えているのだろうかという疑問に直面します。かなり高価な授業料が必要だったり、教材だけで何万円もしたりするところが見受けられますし、卒業後は仕事の斡旋があるのを売りにしているところも多いですが、反訳の会社と契約が結べれば、実力に応じた仕事が来ますので、特にツテ、コネは余り関係のない状況です。
     となると、学校の意味はどこにあるのか(国家資格がある仕事でもないですし)未だに疑問なんです。でも多くの方が、テープ起こしは学校に行って学ぶと思っておられますよね。
     もやもやしますよ。
     

    • rinco より:

      匿名様
       コメントありがとうございます!
       おっしゃるとおり、私も日本語を理解しパソコンで文字入力ができさえすれば、誰にでもできる仕事だと思っています。
      ただ、反訳会社の方に聞いた話では、何度フィードバックをしても記者ハンドブックや仕様どおりに起こせない方もいらっしゃるらしいです。そういう方は日常生活での意思疎通ができているのだろうかと思ったりもしますが…。
       起こし自体は反訳会社や案件によっても仕様は異なりますし、基本的には「習うより慣れろ」ですよね。事前に学ぶことといったら、文字起こしとはこういう仕事で、仕様や表記ルールがあって、こういうツールを使うとよい…ということぐらいかなと思います。そういう点では、記事でも紹介している『即戦力ドリル』だけで十分でした。
       今でこそ文字起こし関連の書籍や技能テストのようなオープンな検定試験がありますが、以前は書籍もなく、検定もこの講座を修了した方のみ受けられますという感じのものしかなかったので、学校に行かなければというのは、その名残もあるのかもしれないです。私も始める前にネットでちょっと調べましたが、文字起こしについて詳しく書かれているサイトは少なかったです。
       パソコンとネット環境さえあればできるので参入のハードルは低いほうだと思うのですが、高いお金を払って勉強しなければいけないとなると尻込みしてしまう人もいそうです。
      反訳会社のトライアルは何度でも受けられますし、登録後に研修をしてくれるところもあるので、まずはトライアルを受けてみてほしいですね。